2022.12.05 K90-Ⅱ セミトランジスター点火ユニット装着
K90-Ⅱで長い上り坂を低いギア(3速)全開で走行中、エンジンが息継ぎをし走れなくなりました。
プラグを外してみてみると、真っ黒で濡れています。
最初はキャブレターにゴミが詰まったか、と思いリザーブにしたりセッティングを疑いましたが、どうも高回転時に失火しているみたいです。
ポイントを見ると接点で火花が激しく飛んでいました。
シリンダーヘッドを外して、ピストンヘッドの状況を確認しました。
中華製のシリンダーとピストンです。交換後800km程走行しました。
オイルは匂いつけのため分離給油はそのままで、ヒマシ油を100:1でガソリンに混ぜています。
ヒマシ油を混ぜたせいか、カーボンが接着剤みたいに硬くこびりついていました。
パワーダウン、プラグの濡れはコンデンサーの劣化による失火が原因と判断しました。
純正品は既に廃盤になっています。モノタロウで似たような品を購入しました。
スズキは33261-73010¥698、ホンダは30250-041-004¥1,749でした。
スズキは0.25μFでした。スズキの物は容量が足りないのか火花の減少が見られません。コードを付けてホンダの物にしました。
コンタクトポイント接点はやすり掛けして整えましたが、不安なのでヤフーで当時物を探していたところ、運良く出品されていましたので落札しました。¥2,728でした。
コンデンサーを新品にしたので、走行テストでもOKでしたが、ポイントを見ると低回転で少し火花が出ており、将来が心配なので、この際セミトランジスター点火を試してみることにしました。
セミトラはオークションで3者ほどから10,000円程度で出品されています。
電子工作キットなら車用ですが、K2543が3,800円程度で販売されています。
セミトラにするとポイントの接点面の汚れがいつまでも残り、不具合が発生するとのことですが、点検整備でポイント接点面をクリーニングすればポイントが消耗することは無いので良いと思います。
せっかくコンデンサーを購入しましたが、今のところ出番はありません。不要のため取り外しました。
今後、3時間程度の継続運転時の耐久性や、高回転時のパワーの具合など確かめてみる予定です。