K90-ⅡのDモデルは、セルダイナモがついています。
現在走行累計はおよそ15,000kmで、カーボンブラシをみると使用限界線まであと2mmぐらいです。
発電できなくなると、走れなくなるので、交換しようと思いましたが、例によって純正部品は廃番です。
似たようなスズキK125のブラシも今は廃盤になっています。
電動工具のカーボンブラシを利用しようとも思いましたが、カーボンから出ているコードが元の部品のように側面から出ているものは中々見つかりませんでした。
色々調べた結果、三菱の360ccミニキャブのセルダイナモ用カーボンブラシ(日本電装製です)をホンダのN360のセルダイナモブラシ(これも日本電装製)を利用しているホームページを見つけました。
N360は人気があるので、ヤフオクでブラシが出品されており、サイズは大きいものの、日本電装製で形状は同じでコードが側面から出ており、コードの先に接続用の金具も付いています。ブラシをスプリングで押さえる凹みも造られています。
Ebayで純正品を見つけましたが、送料込みで1個¥3,000円以上でした。
N360用は4個で送料込み¥2,500です。1個¥625円です。
長さも幅も厚みも元の部品より大きいので、これをヤスリで合わせることにしました。
純正品は長さ20mm、幅10mm、厚み4.4mmです。ブラシホルダーに収めるため
このサイズになるよう切断、切削します。
側面から出ているコードが長いけれども、柔らかいので折り曲げても大丈夫です。
始動確認の結果、キチンとモーターは回転し、エンジンが掛かりました。
アイドリングではチャージランプ点灯。エンジンを吹かすと消灯しているのでキチンと発電しているみたいです。
日本電装製のブラシを手に入れることが出来て良かったです。でなければ、配線コードの問題や、ブラシ押さえの凹みなどややこしくなるところでした。
これで、まだまだ走ることが出来ます。
最後に、消耗したブラシはセルダイナモの下側(マイナス側)がプラス側より消耗が激しいようです。火花もマイナス側が多く飛んでいます。こんなものでしょうか?